2020年6月28日日曜日

FIAT500オートマモードのダメな運転、上手な運転の仕方。

FIAT500の超初心者の運転。

 FIAT500超初心者の私のダメダメな運転を紹介しましょう。
新しい車だし、カミさんの通勤用だから万が一にも何かあったら一生言われるんだろうなと思うと、おっかなびっくりで思い切った運転が出来ずにいます。

 とりあえず最初はオートマモードでゆっくりアクセルを踏んでいくと。。。

ブーーーンと加速している途中に自動でクラッチが切れるので
”フッ”っと車のパワーが抜けて体が前のめりになります。
ギアが変わるとまた加速するので体がシートにくっつきます。。。

とってもかっこ悪いです。

次のギアに上がるまでのタイムラグがあるのでそんな感じになるのです。

 ディーラーさんの話によると
「オートマのギアの切替があまり上手じゃないんですよね~」と言っていましたが、それもそのはず、普段私が乗っている日本車ファミリーワゴンはCVT車です。

CVT=無段変速機。。。です。

詳しいシステムは分かりませんが、AT(オートマ)車よりも後に出てきた”無段階”に加速したり減速できる優れたトランスミッションですからタイムラグやショックが少なく滑らかに加速、減速できます。

 FIAT500のトランスミッションはカタログの表現だと

ATモード付き5速シーケンシャル(=デュアロジック)

とい言います。CVTは固定のギアを使っていないのに対し、こちらはギアがあります、ATモードだと機械が自動でギアを変えるのです。

どちらもメリット・デメリットがあるのでどちらがいいと言うものではありません。FIAT500のデュアロジックはフェラーリがF1で勝つ為に開発した技術らしいです。
参照:Go for it.(欧州車のレシピ)『欧州車に乗る勇気』がみなぎるサイト。より。

FIAT500ATモードでの上手な運転とは?

 「AUTOモードで上手に走りたい」これについてはFIAT公式のホームページの中の”fiat magazine CAIO!”にも取り上げていて「ギアの役割を考えると良い」と書いてありました。
参照:もっとドライブを愉しむ 〜デュアロジックの仕組みと発進編)

最初のギアは気持ち多めに踏み込むと良い

 最初のギアは0→1を得意とするギアでタイヤが動き出してから約5秒間、時速20km/hくらいまでを担当するギアだそうです。

「気持ち」とはどれくらい?
 ギア付の自転車に乗った時を想像してみて下さい。止まっている状態から動き始めるには結構な力が必要です、場合によっては立ちこぎします。そしてある程度スピードにのったら腰を下ろして次のギアに切替えますよね?そんな気持ちです。マニュアル車でも同じような感覚ですが、

スピードにのる前にギアを変えたり力を抜くと体と気持ちが前のめりになる。

という感覚分かりますか?
なので、私のように弱く一定の力で踏み続けるとスピードがのり切る前にクラッチが外れるので、”フッ”っと前のめりになるんですね。

【結論】

 自分のFIAT500がAUTOでシフトチェンジするタイミングが分かってきたら、
シフトチェンジまでにしっかり加速できるように踏み込み、シフトチェンジの瞬間にアクセルを緩めればショックも無く滑らかにシフトチェンジが出来る!

まとめ

 今日は体験談と言うより、リクツだけですね(照)実践はこれからです。くれぐれも極端に強く踏み込むことが無いよう安全に注意して感覚を体得したいと思います。また最初の少し多めにアクセルを踏むことに慣れてしまうと、国産車に乗ったとき急発進しないか心配です。”そんなバカな”と思いますが気をつけるに越したこと無いですね。
 公式ホームページではこれを「デュアロジックの醍醐味、車と呼吸を合わせて走る楽しみ」と言っています。自分の感覚で乗り心地を楽しむ自転車やマニュアル車のような感覚に改めて魅力を感じてしまいます。

2020年6月19日金曜日

FIAT500で高速道路を走ってみたよ!



 FIAT500で高速道路を運転した妻が、「スピードを出すほど安定する」と言っていたので、自分も高速道路(正確には自動車専用道路だけどね)を運転する日を楽しみにしていましたが、先日やっとその願いがかない運転してきました。しかし「もう一回乗ってみないと分からないぞ!?」というのが正直な感想、、、次回への疑問を残す体験となった。







FIAT500は高速走行で安定する?



うちのカミさんは安定すると言っているのですが、、、

初めて高速道路に乗った私の正直な第一印象は
ハンドルが重くなるです。(いや、もともと重いのか?)
普段乗っているファミリーワゴン車と比較して車線変更するときにハンドルを切るのに力が必要です。ファミリーワゴンは高速で走っていてもハンドルに遊びがあります。もちろんそんな急なハンドルは切れませんが、軽く左右に揺らしてもユラユラ、ふにゃふにゃといったような揺れの吸収があるのですが、FIAT500は直線を走っていればビタッっとハンドルが固定されたように重くなります、これが安定していると言うのならかなり安定しています。
 実際のドライブではわだちなどの路面状況に合わせて走るところを微調節するところですが、それをやろうとすると力が要るので疲れます。

なので次回への課題

 
車に任せて直線ではあまりハンドルをいじらない運転に切り替えたらすばらしい走りになるのかもしれない。

FIAT500の高速での加速はどうか?

 さすがのFIAT500ツインエアターボはトップギアの5速で走行中でも踏み込めばグンッと加速が感じられます。試験運用で最高速度が120km/h制限の自動車道で走ってみましたが、上り坂になっても減速することなくスピードをキープして走ることが出来ます。

合流では? 

 ただ本線と合流するところでの加速の時にはマニュアルで加速した方がいいような気がして、マニュアルモードにして各ギアで引っ張りながら加速していましたが、ATモードでもアクセルペダルを深く踏み込むと普段よりギアチェンジのタイミングが遅くなるそうで、
”ATモードのままでもスムーズに合流できる”と他のオーナーさんのブログでよみました。

なので次回への課題

ATモードのままアクセルを踏み込んで本線合流をしてみる。
 

これは運転がまだ未熟なのでは?

こうして高速道路に乗ってみて思うのはまだFIAT500に乗りなれていないのでは?という感想。まだ新車だし、何回も乗っていないし、一応”妻の車”という設定なので運転も遠慮がちになってしまう。FIAT500を乗りこなすにはまだまだ時間がかかりそうだ。

次は、車との一体感が得られていない未熟な運転だと思う根拠について書いてみたいと思う。



2020年6月5日金曜日

乗りごごちとは何なのか、悩んだのでちょっと深掘りしてみた。

乗り心地っていったいなんだろう?


 前の記事でFIAT500の乗り心地を表すのになんか矛盾を感じるなぁと思って、この矛盾はなんだろう?と考えてみると.

”乗せられている人”の乗り心地
”運転している人”の乗り心地は違うみたいだ、

と言うことはなんとなく分かった。

 同乗者の乗り心地は”おもてなし型”の乗り心地という感じで、揺れや振動などの不快感が出来るだけ少ないってことのようだし、運転している人の乗り心地は、運転のしやすさ、車を意のままに操れる一体感になるのだろう。

 日本車はどちらかと言うと”おもてなし型”の同乗者の乗り心地を優先して作られているイメージがあるのは私だけではないと思う。会社の車やファミリーカーは運転者よりは一緒に乗っている上司や家族が快適であれば運転者の快適性は”そこそこ問題のない範囲”であればOKな感じを今回FIAT500に乗ってみて実感した。

 しかし海外、特に欧州車は運転者の快適性を優先しているように感じる。ひとりで車に乗ることもあるわけだし、車と一緒に過ごしている時間が一番長いのは運転手なのだから、運転する人を一番に考えるのは当たり前なのかもしれない。両方の快適性を同時に叶えられれば良いけれど、どちらか優先しないといけないときの選択の仕方に国民性を感じてしまう。

 話はそれるけれど、日本人は人の為に自分が何かを耐えることを美徳的に感じるところもあるけれど(嫌いじゃないです)、最近は「自分が幸せじゃないのに他人を幸せになんて出来ない、自分が楽しくないのに他人を楽しませることが出来るの?」という考え方が主流になりつつあるのでは?むしろそうゆう考え方が国際スタンダードな気もしてくる。

 ネットで記事を読んでいると、日本車も欧州に輸出される車はそちら向けのセッティングがされているらしい。広大なヨーロッパの高速道路を長時間移動する環境の違いもあるようで、高速での快適性が高ければ街中での多少の乗り心地の悪さは気にしないと言う感覚らしい、まるでレーシングカーみたい。レース中(高速道路)の車の性能が良ければピット(街中)でガタガタしてもあまり気にしないという感じだろうか?そう考えるとちょっとかっこいい。

乗り心地の種類は何がある?


「乗り心地」は何なのか、三栄書房が2003年に発売した自動車大辞典「大車林」によると。
乗り心地は、室内空間、シートの座り心地、視界、空調、振動、騒音などを含めた総合的な感じとして広く捉えることもある。
としている。なるほど乗り心地と言ってもいろんな要因があって、運転者と同乗者が共通で快適と言える項目(室内空間、シートの座り心地)もあれば、必ずしも両立しない項目(視界、空調、振動、騒音)もあるんだな、と思った。
 さらにこの辞典では振動についても”ピッチ(縦揺れ)”や”ロール(横揺れ)”もっと専門的な、ジャダー、突き上げ、バウンシング、低周波、などなど専門用語の説明にまで及んでいて「車の研究ってすごい!」と感動させられてしまう。

視界についてだけちょっと。


 上の引用文中の”視界”については、窓の大きさもあるけれど車高がかなり影響していると思う。背の低い車は走行性は安定しているけれど景色は悪い。特に高速道路では大体高さ1mちょっとの壁がずっと続いているので見える景色が限られてしまう。

 背の低い車で高速道路を走ると景色はずっと”壁”のままだ。バイトでトラックに乗って高速道路を走ることがあったが、この時景色の雲泥の差に感動すらした。「そんなに変わるものか?」と思うかもしれないが、単調な景色より見晴らしが良い方が断然眠くならないし精神的にも圧迫感がなくて気持ちが良い。もちろん筆者の住んでいる田舎でも空と山しか見えないよりは川や町の様子が見えた方が運転していても楽しい。

 若いとき営業マンで1人で走り回っていた時は車高は低くても気にならなかったが、今は家族で出かけるなら、景色の良く見える車高の高い車の方が良いと思ってしまう。

だから贅沢(ぜいたく)感があるんだね。


 私はまだ初めての欧州車でその魅力が分かり始めたところだけど、長年の欧州車ファンには当たり前のことなのかもしれないが、欧州車の魅力はこの運転手優先のセッティングなのかな?と思った。走りに重点を置いた車を運転する幸せ、自分一人か、助手席にもう一人、一緒に走りを楽しむ仲間とドライブするのは贅沢な時間だ。先日子供達を置いて(もう親とは出かけたがらない年頃)妻と2人で往復約100kmのショッピングドライブに出かけた。運転も交代で楽しみながら走ってきた。ファミリーカーの他に、もう一台車を持つとき、ドライバーの楽しみを優先するという見方の選択方法はいいんじゃないかな?

チンクエチェントラウンジはガラスルーフがあってかなり視界を稼いでいますね。。。
FIAT500ラウンジのガラスルーフ。